所長のコラム

2025.12.24

協会けんぽ保険料率下げ

「全国健康保険協会(協会けんぽ)は2026年度に平均保険料率を下げる調整に入った。」との報道がありました。協会けんぽの保険料は、2009年度以降急上昇し、2013年度からほぼ10.0%(全国平均、以下同じ。)で推移し、2021年度からは10.0%で固定していました。
今回の保険料下げの理由としては、「保険料収入が増加し、協会けんぽの医療分財政は収支が黒字基調で積立金(準備金)も過去最高水準まで増加した。」ことが挙げられ、また、「保険料率が下がることで、従業員が負担する保険料が軽くなり、実質的に手取り収入が増える効果が期待され、賃金上昇の成果を現役世代に還元し、消費や生活の余裕につなげる狙いがある。」ようです。
では一体どれほどの下げになるかといいますと、現行の10.0%から9.9%(0.1%の下げ)とする方向とのことです。
これは、会社員の平均的な年収を450万円とすると、一人当たり年間2250円の負担減…。なるほど…。

社会保険労務士 
小林事務所

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