昨年来、スーパー各社で従業員の髪色やアクセサリーなど身だしなみの規定を緩和する動きが進んでいます。私の住居地の近隣のスーパーでも、茶髪・金髪はもちろん、ピンクやブルーの髪や派手なイヤリング・ネイルなども普通に見られるようになりました。若い人のみならず、年配の従業員もそれなりに各々の主張をしています。
このような風潮に対して、「個性や多様性の尊重として良い:働く人が自分らしくいられることで、職場の雰囲気がよくなる。」、「若い世代の価値観に合っている:画一的なルールより成果を重視する風潮にマッチ。」、「採用力アップにつながる:外見の制限が少ないほど応募者が増え、人材確保がしやすい。」、「生産性にもプラス:不要な縛りがなくなることでストレスが減る。」といった肯定的な意見がある一方で、当然のことながら否定的な意見も多く見られます。
否定的な意見としては、「顧客対応で不安視:信頼感、清潔感が重視されるため、自由化に抵抗感がある。」、「線引きが曖昧になる懸念がある:どこまで許容されるのか判断が難しく、トラブルの種になる。」、「社内の統一感を乱す:『きちんとした装い=プロ意識』と捉えられる。」などがあるようです。
社会的潮流と個人の美的判断(主観)に左右されるところは大きいのですが、「似合う/似合わない」も重要な判断基準のように個人的には思います。
