最低賃金は、コロナの影響でほぼ据え置きとなった令和1年度を除き、平成28年度から毎年3%強ずつ引き上げられ、令和5年度から上昇幅を少しずつ上げてきています。(図1参照)
先日NHKの日曜討論で、最低賃金をまず1500円に引き上げ、1700円を目指すとの意見がありました。最低賃金の伸び率(前年比)は令和6年度が105.1%で過去最高でしたが、もし1500円まで上げると、実に142.2%の伸びということになり(表1参照)、これはいささか無理がありそうですが、石破首相も、2020年代中に最低賃金(全国平均)を1500円まで引き上げるという目標を掲げています。
もし仮に首相の目標通りに2029年度(令和11年度)に1500円まで持っていくとすると、毎年同率とした場合、約7.3%ずつ上げていく必要があり、直近の令和7年度は1132円になることになります。(表2参照)(この場合、最低賃金が最も高い東京都は1248円になります。)人事・人時計画にあたっては十分注意する必要がありそうです。